2012年11月8日木曜日

ヒトの温度感覚は視覚からの情報が影響

東京大学の横澤一彦教授(心理学)グループの実験で、視覚からの情報がヒトの温度感覚にも影響することがわかった。

実験は21〜23歳の男女計20人に実施。被験者の目の前に作り物の手を置き、被験者の手と両方に同じ刺激を10分間与える(作り物を自分の手と錯覚させるため)。そのうえで、作り物の上にプラスチック(室温)を置いて取り除いた後、氷を置き、温度の変化をどう感じたかを聞いた。

15人が「自分の手が冷たく感じた」と回答。続けて、氷の後にプラスチックを置くと、18人が「温度が上がった」と答えた。どちらも本物の手に温度変化はない。

 横澤教授は「これまでは、視覚は皮膚の温度感覚に影響を与えないと考えられてきたが、視覚情報は処理が早く正確で、あいまいな皮膚の温度感覚を補っているようだ」と説明した。

http://mainichi.jp/select/news/20121109k0000m040049000c.html
毎日jp